●尾崎豊の歌碑
※1994年4月25日建立
渋谷クロスタワー(旧東邦生命ビル)前のテラスには、尾崎豊のレリーフと『十七歳の地図』の歌碑からなるモニュメントが在ります。

青山学院高等部時代の尾崎が下校時によくここに立ち寄って夕日を眺めていたことに因み、三回忌にあたる1994(平成6)年4月25日に建立されました。

また、ここは『十七歳の地図』の「歩道橋の上 振り返り 焼けつくような夕陽が今 心の地図の上で 起こる全ての出来事を照らすよ」という歌詞の舞台にもなっています。

毎年、尾崎豊の命日と誕生日には全国からファンが集い、歌碑の前や歩道橋で、尾崎の歌を弾き語りながら故人を偲んでいます。

人波の中をかきわけ 壁づたいに歩けば
しがらみのこの街だから 強く生きなきゃと思うんだ
ちっぽけな俺の心に空っ風が吹いてくる
歩道橋の上 振り返り
焼けつくような夕陽が
今 心の地図の上で 起こる全ての出来事を照らすよ
SEVENTEEN'S MAP
●編集後記
享年の年月より長い没後27年、そして歌碑建立25周年を迎えた尾崎豊の命日。
渋谷クロスタワー前の歌碑では、今年も全国各地から老若男女の尾崎ファンが集まり、彼の歌を皆で一緒に歌いながら故人を偲ぶことでしょう。
かつて、歌声喫茶がブームになったといいますが、ギターの音色に合わせて大勢のファンと一緒に尾崎の歌を歌っていると、その楽しさが理屈抜きでわかるような気がします。
この世を去って半世紀以上の月日が経てもなお、風化せずに支持され続ける「尾崎豊」という不世出な存在の凄さに改めて驚かされます――。

【記事引用】「尾崎豊の歌碑」「渋谷文化プロジェクト」
【画像引用】「OZAKI LOVERS ~尾崎豊と愛すべきものたち~」