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「OZAKI30 -LAST STAGE- 尾崎豊展」

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 OZAKI 30 -LAST STAGE-
  Yutaka Ozaki Exhibition    1992年4月25日に、尾崎豊が26歳の若さでこの世を去って30年。
  
 没後30年を機に“ひとつの区切り”として開催される本展で、尾崎の歩いた道、尾崎と歩いた道、これから尾崎と歩く道を見つめ直します。

 松屋銀座8階で3月23日から4月4日まで開催されていた尾崎豊展が、4月13日から静岡伊勢丹で開幕するということで、記事にしてみましたーー。





 尾崎豊の実像に迫る     会場では、生前愛用した楽器や創作ノート、学習机をはじめ、プライベート写真、レコーディング用の楽譜といった貴重な資料を多数展示。

 尾崎豊展に来場して印象に残ったものについて、紹介します。






【『I Love You』の直筆歌詞】

 入口を入ってすぐの所に『I Love You』の歌詞が書かれた直筆ルーズリーフが展示されています。間近で見ると、日本を代表する名バラードの産声を感じます。

 映像で尾崎豊の歌うCD音源の『I Love You』が流れており、歌声を聞きながら直筆の歌詞を眺めるという至極な体験ができます。





【尾崎豊愛用の机】

 尾崎豊が学生時代に愛用していた机で、当時使っていた目覚まし時計やテープレコーダー、ペン立てに使っていたマグカップが置いてあります。

 また、尾崎本人よって机上に彫られた“I LOVE YOU”、“Rock’nRoll”、“honesty”などの文字を間近で見ることができます。


      



【『15の夜』の直筆歌詞】

 尾崎豊を代表し、また象徴する名曲『15の夜』の直筆歌詞。

 一度書いた歌詞を消して、その上から新たな歌詞を書き直した跡もあり、尾崎の試行錯誤ぶりを感じることができます。





【PV撮影で使用したサングラスと靴】

 「6 pieces of story」に収録されている『Freeze Moon』のPV撮影の際に、尾崎豊が身に着けていたサングラスと靴が展示されています。

 サングラスに荒々しく付着しているペンキや、本来の色がわからなくなるほどペンキまみれになっている靴から、尾崎の鬼気迫る気が感じられます。






【レコーディング時に使用した譜面】

 『Driving All Night』『Freeze Moon』のレコーディング時に使用した譜面が展示されています。これを見ながら歌っている尾崎の姿が浮かんできます。




【尾崎が須藤さんに送った手紙】

 1986年に音楽活動を無期限休止してNYに長期滞在していた尾崎豊が、一緒に曲作りをしていたCBSソニーの須藤晃氏に送った手紙の現物。

 11月にNYで一緒にレコーディングする予定だったようですが、所属していた芸能事務所が設立したレコード会社に移籍することになり、計画は立ち消えになりました。






【BIRTHツアーで使用した衣装】

 尾崎豊がBIRTHツアーのステージ上や撮影で使用した4つの衣装が展示されています。ライブビデオで写真集が何度も観ていたものが目の前にあるのは感動です。





【『Foget-Me-Not』の直筆歌詞】

 尾崎豊展の一番最後に展示されている『Foget-Me-Not』の直筆歌詞。

 レコーディングの締め切りが迫る中でノートに書き殴った歌詞が、尾崎の歌唱によって名バラードになる不思議さを感じます。






 グッズコーナー
 展示会場を出ると尾崎豊のグッズコーナーがあります。フォトスポットも設置されています。
































 尾崎豊展のポスター
 展示会の会場の銀座松屋に直結の地下鉄構内に、尾崎豊展のポスターが掲示されていました。






















 編集後記    今回、尾崎豊没後30年ということで開催された「OZAKI30」。

 正直なところ尾崎熱は冷め気味で、しかも9年前のOZAKI20で尾崎関連の展示物はあらかた出尽くしたと思っていたので、正直あまり期待していませんでした。

 しかし、入り口を入ってすぐの所に尾崎の歌声とともに展示されていた『I Love You』の直筆ルーズリーフにいきなり感激。

 他にも、『15の夜』や『For-get-me-not』など未見の直筆歌詞も展示されていて大興奮。





 また、老若男女のファンが列をなして真剣に展示物に見入っている姿に、時代や世代を超えて支持され続ける国民的アーチストの在り様を見せつけられました。

 ただ、展示場内に流れている映像は全てBIRTHツアーの時のもので、マザー&チルドレン時代の映像が一切使われていませんでした。

 未だに移籍したことによる著作権保有の問題で、尾崎の映像が自由に使えない状況が続いているのかと残念な気持ちになりました。





 そんな中で、展示会場後半にあった著名人による尾崎豊評のコーナーで槇原敬之氏が述べていた言葉が印象に残りました。

 「紛らわしいモノの中で、本質を表現し続けた人」

 まさしくその通りで、だからこそ作品に普遍性があり、時代や世代を超えて支持され続ける要因の一つになっていると思います。

 さて、次の尾崎豊展は4月16日(水)から静岡伊勢丹での開催です。命日である4月25日には献花台も用意されるとのことで、没後30年を偲びましょう。

 なお、受付横の自販機で当日券が売られているので、数量限定のグッズ付きチケットにこだわらない方は、手ぶらで来展しても大丈夫です。



      



【出典】「OZAKI30」「尾崎豊 永遠の愛と孤独」「OZAKI・50」  

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