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『ナポレオン語録』

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    【優れた業績】

 私は、無政府状態から国を救い、混沌をこの手で収束した。  革命の弊害を癒し、国民に気高さを与え、王たちの地位を揺ぎなきものにした。
 これらはみな優れた業績と言えるだろう。
 例え誰かが私を非難したとしても、その全てについて歴史家は私を弁護できるはずだ。

【不可能】

 余の辞書に"不可能"という文字はない。"不可能"という文字は愚か者の辞書にのみ存在する。     【天才】    「天才」とは、彼らの世紀を照らして、光輝くべく運命づけられた流星である。

【才能】   
 国民の声によって権力の座についた私が頼りにしたのは、自らの才能だけであり、高貴な生まれや財力ではなかった。

【偉大で気高い野心】

 「私が独裁者だったというのか?」だがそれは、どうしても必要な独裁だった。
 「私が野心家だったというのか?」たしかに私は野心を抱いていた。だがそれは、かつてないほど偉大で気高い野心だったのである。

【才能】

 私の治世における業績は、すべて私の才能によるものである。
 この時代につくられた制度や建築物を私の功績に帰さないとするならば、それはフランスを冒涜することにほかならない。

【フランスの栄光】

 フランスの栄光は、私の存在価値を認めることによってのみ保たれるだろう。もはや私は語ることをやめよう。そして人々の評価に身を委ねるだけだ。
 しかし、時が流れ、様々な意見が対立したとしても、私の残した業績は永遠にその光を放ち続けるだろう―――。           【出典】「ナポレオンの生涯/ティエリー・レンツ著/創元社」  

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