「踊る大捜査線」伝説の全11話 1997年1月7日から3月18日にかけてフジテレビで放送された警察ドラマ『踊る大捜査線』。
警視庁と所轄署との力関係や署内の人間関係をリアルかつコミカルに描き、口コミで人気が広がって最終回は視聴率20%を超え、映画化もされて大ヒット。
2012年にシリーズの歴史に幕を閉じましたが、“踊るプロジェクト再始動”の一報を受けて、全11話を簡単に振り返ってみます。(まずは第5話まで)
第1話「サラリーマン刑事と最初の難事件」
脱サラして警察官の採用試験を受け、3年間の交番勤務を経て、湾岸警察署の刑事課強行犯係に配属になった青島俊作。
はやる気持ちを抑えながら刑事課を訪れたが、強行犯係の人達は出払ってしまっていた。
そこに、警視庁から「台場の有明興産ビル内役員室で倒れて死んでいる男性が発見された」との入電があり、さっそく現場に急行する青島だったがーー。

第2話「愛と復讐の宅配便」
刑事課の和久さん宛に大きな荷物が届いた。箱を開けてみると、中身はマッサージチェアだった。
椅子に腰を下ろす和久さんだったが、送り主の袴田課長は自分は送っていないという。そんな中、警視庁の室井管理官から湾岸署に電話が。
重要参考人として事情聴取中の被疑者が、3年前の取り調べの際に手荒な真似をされた和久さんへの仕返しのため、手榴弾をし掛けたマッサージチェアを送ったというーー。

第3話「消された調書と彼女の事件」
警視庁から「晴海の交差点付近で男性が血を流して倒れている」という入電があり現場に急行したが、勝どき署の管轄だったため何もせずに署に戻った強行犯係。
そんな中、すみれさんの元にひったくりにあって怪我をした女性がやってきた。犯人の顔を見た婦警の証言を元に、犯人の似顔絵を作成したすみれさん。
しかし、その犯人は、警視庁上層部の大学の同級生で建設省官房次官の息子だったため、室井管理官が捜査の取り止めを指示されるーー。

第4話「少女の涙と刑事のプライド」
室井管理官のたっての要請で、青島が警視庁捜査一課の湾岸署管内での被疑者の応援捜査に駆り出されることになった。
2年前に発生した連続強盗傷害事件の容疑者を捜査一課で追っていたが、行方が掴めないまま捜査本部は解散。しかし昨日、湾岸署管内にあるバーで容疑者が目撃されたという。
早速、捜査一課と青島は容疑の目撃情報があったバーで見張りをすることになったがーー。

第5話「彼女の悲鳴が聞こえない」
深夜、職場からの帰宅途中にすみれさんが男に襲われ、顔と腕を負傷し、男は逃走した。
犯人は3年前に彼女を襲って逮捕された男で、1年前に出所して街に戻ってきて以来、ずっと付け狙っていたという。
同僚の負傷で怒りに燃える刑事課。そして、青島が和久さんと犯人の家の前で張り込みをしてる時、和久さんの口からすみれさんの過去が明らかになるーー。

【出典】「踊る大捜査線」