トキワ荘からアニメの世界へ
トキワ荘メンバーの中で唯一アニメの道へと進み、今もなお現役で活躍している鈴木伸一氏。
『オバケのQ太郎』に出てくるラーメン大好き小池さんのモデルとしてもお馴染みです。(実際は、小池さん家に下宿している鈴木さん)
本展では鈴木伸一氏の歩みと、アニメの作り方などが紹介されています。

[撮影場所] 豊島区立南長崎公園
トキワ荘14号室


企画展示室
【入口】



【第1章 鈴木伸一とアニメ】







【第2章 アニメーションづくりは楽しい!!】









・トキワ荘マンガミュージアム
東京都豊島区南長崎3-9-22
※大江戸線「落合南長崎駅」より徒歩10分
「鈴木伸一のアニメーションづくりは楽しい!!~トキワ荘からアニメの世界へ~」
- 会期: 2024年4月6日(土)~7月15日(月・祝)
- 開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
- 特別観覧料 (グッズ付き):大人500 円、小中学生100 円
- 申し込み:ホームページから事前予約優先制
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
編集後記
トキワ荘を退去したメンバーが、「自分たちでアニメを作ろう」と設立したスタジオゼロ。
スタジオゼロは、東京・中野の旧ボクシングジムの建物から始まり、新宿の市川ビルに移転し、最盛期には100人近くの社員が在籍していました。
スタジオゼロがあったフロアの窓に表示されていた“スタジオゼロ”という文字のうち、「ロ」があった窓が展示されていたのはびっくりしました。

トキワ荘のメンバーが手掛けたアニメ『鉄腕アトム』の「ミドロが沼の巻」の原画も展示されていて、ここだけでも見る価値があると思います。
思えば、小学校の頃に教科書の隅にパラパラ漫画を描いて、友だちと見せ合って楽しんでいました。
なので、鈴木氏が語る「絵という生命のないものが動く面白さ、その興奮がアニメーションの最大の魅力」というのもよくわかります。
また、子供の頃は「藤子不二雄ワイド」で『忍者ハットリくん』や『パーマン』、『プロゴルファー猿』が放送されていたこともあって、藤子不二雄作品が溢れていました。
世の中が殺伐としてきているので、藤子不二雄作品を詰め込んだ「藤子不二雄ワイド」を復活させるのもいいかもしれません―ー。
【出典】「トキワ荘マンガミュージアム」「ゼロの肖像」