江戸新吉原耕書堂
江戸時代に活躍したメディア王「蔦屋重三郎」が吉原大門前に開店した書店「耕書堂」。
『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の放送に合わせて、耕書堂跡からほど近い場所にオープンした「江戸新吉原耕書堂」に行ってきたので、紹介します——。


耕書堂店内

お店を入って右側には、吉原の成り立ちや、吉原の名所旧跡などが紹介されています。






蔦屋重三郎が発刊した「新吉原細見」の実物大レプリカも展示されており、本の中身も数ページ紹介されています。






店を入って左側から奥にかけて、耕書堂特製のTシャツやマイバッグ、アクスタ、クリアファイル、湯飲み、浮世絵ポスターなどが販売されています。






花魁道中で花魁が履いた下駄も展示されています。


お店の奥では、「新吉原細見」のレプリカも販売されています。





近くに、吉原大門跡や見返り柳、劇中で蔦重がよく訪れる九郎助稲荷(くろすけいなり)が合祀されている吉原神社などがあります。
【吉原大門跡】

【見返り柳】



【吉原神社】

なお、耕書堂は、吉原大門から見返り柳へと続く五十間道(ごじっけんみち)の中ほどにあったようです。


編集後記
平日に訪れたのにも関わらず、大河ドラマを見て訪れたと思われる人たちが街中に結構いて、べらぼう人気を実感しました。 いつも訪れても誰もいなかった吉原弁財天も、ひっきりなしに人が訪れるようになっていて、隔世の感がありました。
新吉原の風俗街の客引きの人たちも、急に世間の注目を浴びて戸惑っているように見えました。

『べらぼう』の放送を見て吉原の街の様子を映像として理解しているので、吉原大門跡の街灯から内に入ると、一瞬当時の吉原にタイムスリップする感覚に陥ります。
来週から新章が始まる『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の今後に注目です——。
【出典】「江戸新吉原耕書堂」