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しょうけい館

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●しょうけい館
 ※2006年3月開館

 しょうけい館は、東京都千代田区にある入館無料の国立施設で、戦傷病者とその家族が戦中・戦後に体験した様々な労苦を知る機会を提供している。


        


 1階では、体験者が語る映像やメッセージ、作品により、戦傷病者とその家族の様々な労苦を伝える展示が行なわれている。


        


 戦傷病者が語る様々な体験を映像で伝える「証言映像シアター」や、戦傷病者の体験記や従軍体験者の回想記などの書籍が閲覧できる「図書閲覧室」などがある。


        


 2階では、体験者の証言や展示品をもとに戦傷病者とその家族の労苦を伝える。


        


 野戦病院のジオラマや、銃弾を受けた眼鏡や帽子、摘出した銃弾、戦傷病者が使用していた義手や義足などが展示されている。


        


 戦傷病者とその家族等の労苦を知り、語り継ぐという趣旨から、受け継ぎ、語り継ぐという意味の「承継」を館名にしている。附記名称は、戦傷病者史料館。


             


 厚生労働省が設置し、財団法人日本傷痍軍人会が厚生労働省から委託を受け、運営にあたっている。


              



●編集後記

 昨年、昭和館の案内員から、昭和館と平和祈念展示資料館、しょうけい館のスタンプラリーの話を聞いて、初めてしょうけい館の存在を知った。

 兵士が戦争中に怪我をした時の状況や、野戦病院のジオラマ、戦争後の手足や目を無くした人達の生活ぶりを見て、戦争の悲惨さを改めて感じた。

 戦争の闇の部分を目の当たりにして、館内を出てからもしばらく落ち込むほどだった。。


             


 戦争で命を落とした人は英霊として称えられるけど、戦争で体の一部を失ったり病に臥しながらも生き長らえた人は、世間から白眼視されたという。

 同じく国のために命を賭けて戦ったのに、この差は何なんだろう。

 戦後の華やかな復興期の影で、障害を抱えて生活や仕事をすることもままならず、苦労を重ねた多くの傷痍軍人がいたという事実も、忘れてはいけない様に思う。




【記事引用】 「しょうけい館」 「Wikipedia


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