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東京大空襲・戦災資料センター

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●東京大空襲・戦災資料センター
※2002年3月9日開館
 
 東京江東区にある東京大空襲に関する資料が展示されている資料館。

 1970年に早乙女勝元氏が中心となり結成された「東京空襲を記録する会」と政治経済研究所が募金を集めて、2002年に開館しました。






●別館1階

 空襲による焼失地域などを示した被災地図、空襲を描いた絵画、焼け跡の写真などのほか、焼夷弾がかすめたピアノなどを展示しています。

 また、東京だけでなく、世界や日本各地の空襲も取りあげ、現在まで続く空襲の歴史の概要が年表形式で展示されています。





【焼野原になった東京】

 空襲によって焼き尽くされ、破壊しつくされた東京の様子が紹介されています。




【遺体の絵】

 焼け焦げた遺体が山のように積み重なっている様子を描いた絵。





【空襲時のピアノ】

 東京大空襲時に焼夷弾がかすめたピアノも展示されています。





【東京空襲被災地図】

 東京空襲による焼失地域、仮埋蔵地、慰霊碑などを示した被災地図。






●本館2階

 「戦時下の日常」「空襲の実相」「空襲後のあゆみ」「証言映像の部屋」という4つのコーナーで構成されています。





【灯火管制の部屋】

 空襲の目標にならないように、屋外に灯りがもれないようにした部屋が再現されています。


     

     


【学童疎開した子供と家族の手紙】






【焼夷弾】

 焼夷弾の実寸大の模型や実物が展示されており、その大きさや構造を視認することができます。









【空襲の熱で溶けて固まった硬貨】




【赤ちゃんの着物】

 赤ん坊を背負って避難先の建物に逃げ込んだが、赤ん坊はすでに亡くなっていたそうです。





【夜の体験】

 1945年3月10日の東京大空襲の体験者による当時の様子が、文章と絵で紹介されています。









【伝単】

 アメリカ軍によって作られた日本の民間人や兵士の戦意を失わせるためにばら撒かれた印刷物。


     

     




【階段の踊り場】






東京都江東区北砂1丁目5−4
※都営大江戸線「西大島駅」より徒歩15分



●編集後記

 日本の首都である東京の空襲資料館ということで、都立の大きな建物なのかと思って来館したら、民間経営のこじんまりとした建物でちょっと驚きました。

 でも、実物サイズの焼夷弾の模型で東京を焼き尽くした爆弾の大きさを視認することができ、戦争の重さの一旦を垣間見ました。

 1945年3月10日深夜0時8分に始まった東京空襲では、300機のB29によって2時間で33万発の焼夷弾が投下され、100万人が罹災、10万人の市民が命を失いました。

 建物が密集し、多くの人が行き交う今の東京と比べると隔世の感があります――。



 


【記事引用】「東京大空襲・戦災資料センター



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