●特撮のDNA / ウルトラマン GENEALOGY
※2020年9月5日~10月18日開催
空想の世界をあたかも現実の風景のように映画やテレビに描き出す「特撮」。
日本独自の特撮文化の技術と継承者たちを紹介する展覧会として2016年に始まった『特撮のDNA』はこれまで、ゴジラやガメラをテーマに日本各地で開催。
そして今秋、国民的特撮ヒーロー”ウルトラマン”の魅力を再発見すべく、本展覧会がGallery AaMoにて開幕しました。
●「特撮のDNA展」入口
いま明かされる「円谷プロ作品」と「ウルトラマン」の系譜(ジニオロジー)――。
●ウルトラQ
●ウルトラマン
【カラータイマー】
【ウルトラマンの靴】
【偽ウルトラマンとシーボーズのロケット】
ウルトラマン第35話「怪獣墓場」より
【ゼットン星人の宇宙船】
●ウルトラセブン
●帰ってきたウルトラマン
●ウルトラマンエース
●ウルトラマンタロウ
●ウルトラマンレオ
●ウルトラマン80
【ダイナマイトボール時の80】
ウルトラマン80 第47話「魔のグローブ 落とし物にご用心!!」より
●ウルトラマン勢ぞろい
会場では、20分に一度のペースでBGMをバックにスモークと照明の演出が行われ、その間は一斉に撮影大会になります(笑)
●怪獣ブースカ
●ウルトラマンパワード
●ウルトラマングレート
●ミラーマン / グリッドマン / アンドロメロス
●アンドロメロス
●ジャンボーグA
●マイティジャック
●ポスター
●梶田達二氏のイラスト
●編集後記
現代のスーパー戦隊は、巨大ロボットの合体シーンが特撮ではなくCGで処理されているようです。
特撮による重厚でリアリティのある映像で育った自分としては、軽いCG映像を見せられている現代の子供たちが可哀そうになってきます。
ウルトラマンも、”シンプルイズベスト”だったウルトラ6兄弟のデザインからかけ離れて複雑怪奇になってきていて、小さい子供が描けないのではと心配になります。
ある意味で、新作を作らなくてもいいので、過去の作品を現代風にリメイクして再放送し続ければいいと思います。
今回の展示会では、ウルトラマンのフジ隊員役の桜井浩子さんのトークショーを見れて、ウルトラマンのスーツアクター・古谷敏さんとも遭遇できたのが奇跡体験でした。
子供の頃に夢中になって観ていたウルトラマンの中の人や、その出演者が目の前にいる状況がちょっと信じられませんでした。
展示物に怪獣の着ぐるみのが1つも無くて残念だったので、次回の「特撮のDNA展」は、怪獣にスポットを当てたものを希望したいです。
特撮の黎明期からウルトラマンを生み出してきた撮影所「東宝ビルト」と「円谷プロダクション砧社屋」が無くなって12年。
日本が誇る特撮の歴史や文化を未来に繋げていくためにも、ウルトラマンやスーパー戦隊の今後の在り方を考えていかなければならない時期に来ているような気がします――。
【記事引用】 「特撮のDNA / ウルトラマン GENELOGY」
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特撮のDNA / ウルトラマン GENEALOGY
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