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ウルトラマンゆかりの地 / 祖師ヶ谷大蔵

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ウルトラマンゆかりの地 / 祖師ヶ谷大蔵

 
 小田急線「祖師ヶ谷大蔵駅」。

 ここにはかつて、円谷プロダクション旧本社やウルトラマンの撮影所だった東宝ビルトがあり、特撮の神様・円谷英二も住んでいました。

 「特撮のDNA展」の開催、2021年の「シン・ウルトラマン」の公開を控え、盛り上がっているウルトラマンのゆかりの場所を紹介します――。

 

目次  

祖師ヶ谷大蔵駅構内

祖師谷大蔵駅周辺

ウルトラマン商店街

円谷プロダクション旧本社(砧社屋)跡

東宝ビルト(旧東京美術センター)跡

東宝スタジオ(旧東宝撮影所)

編集後記




祖師ヶ谷大蔵駅構内
【ウェルカムボード】    ホームの階段横の壁には、「ようこそウルトラな街 祖師ヶ谷大蔵駅へ!」というメッセージが描かれています。    また、電車接近時の音楽が上りはウルトラマン、下りはウルトラセブンになっています。           【ウルトラマンの柱】    駅構内の改札前にある柱には、歴代のウルトラマンの写真が貼られています。                                    



祖師谷大蔵駅周辺


【ウルトラマンシンボル像】

 祖師ヶ谷大蔵駅前の広場には、ウルトラマンの立像が立っています。

 このウルトラマンは、2008年2月に閉鎖した円谷プロダクション旧本社の入り口に立っていたもののようです。

 現在は、広場が電線地中化の工事中のため、正面からは見れなくなっています。




     

     


 ウルトラマン立像の足元には、「ウルトラまちづくりの会」によるウルトラマンの歌のプレートが設置されています。


      



【ウルトラマン交番】

 ウルトラマンシンボル像がある広場のすぐ横には、ウルトラマンの目をモチーフとした窓の祖師谷大蔵交番があります。






【ウルトラマン案内板】

 祖師ヶ谷大蔵駅の周辺案内図は、ウルトラマンをモチーフにしたものになっています。


 



     



【デザインマンホール】

 祖師ヶ谷大蔵駅周辺には、ウルトラマンのデザインマンホール(5種類)が設置されています。













【デザインポール】    改札正面の高架下にある車止め用のポールの天面に、ウルトラマン、ウルトラセブン、ガラモンの装飾が施されています。                                         【ウルトラマンモニュメントサイン】    高架下を南側に抜けてすぐの所に、ウルトラマンをモチーフにしたモニュメントサインが設置されています。                裏にはカラータイマー風のボタンがあり、押すとウルトラマンのテーマソングが流れます。                    

 

ウルトラマン商店街
 2005年4月、小田急線・祖師ヶ谷大蔵駅を囲む3つの商店街が一緒になり誕生した商店街。

 ウルトラマンをモチーフにした街灯や、ウルトラマン、ゾフィー、帰ってきたウルトラマンが飛ぶアーチが設置されています。



●祖師谷昇進会商店街

 祖師ヶ谷大蔵駅の西に延びる商店街。通称「ウルトラ・ウェスト・ストリート」。

 ウルトラマンタロウをモチーフとした街灯に、カネゴンをメインとしたフラッグが掲げられています。商店街の西端には、ゾフィーのアーチが設置されています。






【ウルトラマンタロウの街灯】

 タロウの特徴的な目の形をした照明の後ろに、左右のツノを模した金属板がついています。


     

           



【ウルトラマン川柳】

 街灯の柱には、「新型コロナウィルス感染拡大3密防止啓もう川柳」に応募があったウルトラマンにちなんだ川柳が掲示されています。


     

      


 街灯の柱に設置されているカラータイマーをモチーフとしたガラスケースの中には、ウルトラマン作品の写真が貼られています。






【Cafe Melogy】

 ウルトラマングッズの販売もしている喫茶店「Cafe Melody」。ウルトラマン商店街にある公式のウルトラマンのお店は、この1軒のみです。




     



【ウルトラマンクッキー】

 入り口付近の右手にあるニシキヤ洋菓子店のレジの前には、ウルトラマンクッキー(330円・税込)が売られています。





 クッキーの後ろがホワイトチョコでコーティングされていて、クッキー生地も柔らかく、優しい味と食感になっていてかなり美味しいです。






【カネゴン像】

 祖師谷ふれあいセンター前のベンチにカネゴンが座っているので、隣に座って記念撮影をするのもいいかも。




     




 目の前に設置されている自販機の中の小銭を食べたそうに見つめています(笑)


     



【ゾフィーアーチ】

 カネゴン像から歩いてすぐの所にゾフィーのアーチが設置されています。











●祖師谷商店街

 祖師ヶ谷大蔵駅の北に伸びる商店街。通称「ウルトラ・ノース・ストリート」。

 「やまと屋」や「TACOS&DONUT」でウルトラマンのまんじゅうやドーナッツが売られており、商店街の北端には、ウルトラマンのアーチが設置されています。





 商店街の前半はウルトラマンタロウ、後半はウルトラマンをモチーフにした街灯が設置されています。


      

      



【ウルトラまんじゅう】

 商店街の入り口付近左手にある「やまと屋」には、お店を入ってすぐ左側にウルトラまんじゅう(1個170円)が売られています。


     


 カスタード味とチョコ味の2種類あり、ともに優しい味になっています。また、まんじゅう表面にはウルトラマンの焼き印が押されています。








【ウルトラマン缶バッチ】

 また、やまと屋の向かい側付近にある「高橋茶舗」にはウルトラマンの缶バッチが売られており、秋にはウルトラマン金太郎飴も販売しているそうです。




     


 とんねるずの木梨憲武のお父さんがやっている「木梨サイクル」も、この通りにあります。






【ウルトラセブンの街灯】

 こちらの商店街には、ところどころにウルトラセブンをモチーフにした街灯が設置されています。


     

      



【ウルトラマンアーチ】

 商店街の端の交差点「北通り塚戸十字路」付近に設置されているウルトラマンのアーチ。


      








●祖師谷みなみ商店街

 祖師ヶ谷大蔵駅の南に伸びる商店街。通称「ウルトラ・サウス・ストリート」。

 商店街の先に、円谷プロダクション旧本社と撮影所「東宝ビルト」がありました。商店街の南端には、帰ってきたウルトラマンのアーチがあります。






【バルタン星人の街灯】

 商店街には、バルタン星人をモチーフにした街灯が6基設置されています。


      


 柱に設置されている円形の窓の真ん中には、ゴモラ、ガラモン、ジェットビートル、ゼットン、シーボーズ、ダダのミニチュアが飾られています。


      


 この商店街にはバルタン星人をモチーフとした街灯を始め、バルタン星人のフラッグが多く設置されています。


     





【タロウのエコバッグ】

 商店街にあるお米屋さんに、ウルトラマンタロウの商店街限定エコバッグが売られています。




     



【ウルトラマンジャックアーチ】

 商店街の端に設置されている「帰ってきたウルトラマン」のアーチ。


     








円谷プロダクション旧本社(砧社屋)跡


 円谷プロダクション旧本社があった場所。





 1956年に円谷英二が祖師ヶ谷の自宅に円谷特技研究所を設立したのが始まりで、1964年3月に東宝が衣装部(京都衣装)の倉庫を円谷特技プロダクションに提供。







 それ以降、2008年2月に閉鎖されるまで、この場所でウルトラマンを始めとした様々な作品を生み出し、世界中の子供たちに愛と夢を与え続けてきました。











 また、倉庫内に怪獣のスーツが所狭しと保管されていたため、”怪獣倉庫”とも呼ばれ、多くの特撮ファンたちに親しまれていました。





 しかし、経営難により2008年2月に閉鎖され、翌年4月に解体されました。

 砧社屋が閉鎖される月に、これまでの感謝を込めた宴が催され、特撮を愛し、ウルトラマンとともに夢を見た人々が集まり、別れを惜しみました――。



・円谷プロダクション旧本社跡
 東京都世田谷区砧7丁目4



東宝ビルト(旧東京美術センター)跡    1962年10月に、東宝撮影所の美術工房・東京美術センターとして誕生した撮影所「東宝ビルト」があった場所。          この場所で幾多の怪獣たちがウルトラマンと戦い、数多くの戦闘機が発進し、たくさんの隊員たちが指令室に集っていました。            しかし、1964年秋の「ウルトラQ」の撮影開始からウルトラシリーズを生み出してきた東宝ビルトは、経営難と拠点合理化のため2008年2月をもって閉鎖。    

 

 2007年12月2日の「ウルトラマンメビウス外伝・アーマードダークネス」の撮影が、東宝ビルトにおけるウルトラマン作品最後の撮影となりました。





 現在は「コモレビ大蔵」という集合住宅になっていて、この場所付近に東宝ビルトの入り口があったようです。











 ちなみに、東宝ビルト跡から徒歩5分くらいの所にある「玉蘭」という台湾料理屋に、当時の東宝ビルトのスタッフがよく食べに行っていたそうです。





 ただ、コロナ禍によるソーシャルディスタンスの確保でカウンターのイス席が2席になっていて、テーブル席も2つだけしかありません。





 お昼時を外して行くか、開放されているドアからお客さんの入りを確認してから入店したほうがよいです。





・東宝ビルト跡
 東京都世田谷区大蔵5丁目20



東宝スタジオ(旧・東宝撮影所)    日本最大級の映画スタジオで、1932年6月に写真化学研究所(PCL)が同地に竣工した映画スタジオ「ピー・シー・エル映画製作所」が前身。    東宝スタジオが有する総面積2万4000坪の敷地では、年間、映画やドラマ約60本。CM約200本が昼夜を問わず作られています。    ウルトラマンのスーツアクター・古谷敏氏は、東宝ビルトでの撮影が終わると、毎日、東宝スタジオの演技課に定期報告に行っていたそうです。                                           編集後記    「円谷プロの撮影所って、今どうなっているんだろう」    ふと気になって調べていくうちに、祖師谷に”ウルトラマン商店街”というのがあることを知り、訪れたのが8月30日。    ウルトラマンの街灯やフラッグにテンションが上がる半面、円谷プロ砧社屋や撮影所がマンションや集合住宅になっていてショックを受けました。    その一週間後にウルトラマンの「特撮のDNA展」開催を知って、翌日の開幕日に来展。

 科学特捜隊のフジ隊員役の桜井浩子さんのトークショーにも参加でき、一連の出来過ぎたウルトラな流れにちょっとびっくりでした。

 ウルトラマン商店街は、通りの両脇にウルトラマンの街灯とフラッグが並んでいて、壮観な光景が広がっています。    ただ、ウルトラマンをフィーチャーしたお店が少なく、少し物足りなさを感じるのも事実。    水木しげるロードに妖怪のブロンズ像が設置されているように、商店街にウルトラマンや怪獣のモニュメントを数メートルおきに設置したらもっと楽しくなりそうです。    「色んなお店の壁や窓にウルトラマンや怪獣の絵を描くのもいいかも」など、勝手に想像を巡らせています(笑)
 自分が生まれた1978年はちょうど第3次怪獣ブームの頃で、子供向け雑誌ではウルトラマン特集、テレビではウルトラマンシリーズの再放送がバンバン流れていました。    そんなこともあって、幼少期はウルトラマンに大ハマリしていました。

 しかし、大人になるにつれて関心がなくなり、2008年に円谷プロダクション砧社屋や東宝ビルトが閉鎖・解体されたことも知らずにいました。    今年初めて知った時には時すでに遅く、伝説の建物の実物を見ておきたかったと悔やまれます。    でも、日本を代表する特撮のメッカだった場所に記念碑も何もないのは、日本文化が蔑ろにされているようでちょっとした寂しさを感じます。    円谷一さんが亡くなった後に起きた円谷一族のお家騒動も関係しているのでしょうか。。    いずれにしても、”ウルトラマン”という日本を代表する文化への敬意と継承のためにも、円谷プロ砧社屋跡と、東宝ビルト跡への記念碑建立を願い続けたいです――。

 



【記事/画像引用】「ウルトラマン商店街」「写真集 特技監督・円谷英二」「Mapio.net
         「ありがとう夢工房 円谷プロ砧社屋 ~ウルトラマンと共に歩んだ40年~
         「ありがとう東宝ビルト ~ウルトラマンと共に歩んだ40年~
         「@Nakaken_UPAL | Twitter」「@momk12 | Twitter
         「ウルトラマンになった男


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