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ウルトラマン・シャドウアート

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 ウルトラマン・シャドウアート    ウルトラマンの主題歌の背景映像に表示される影絵 (シャドウアート)。

 この怪獣のシャドウアートは、東宝撮影所の光学作画技師だった飯塚定雄氏が円谷英二氏に頼まれて描いたものです。

 「GPシャドウアート ウルトラマン」の発売を記念して、個々の怪獣の謎に迫ります――。





   ネロンガ①
 『ウルトラマン』第3話「科特隊出撃せよ」に登場する透明怪獣ネロンガの尻尾。


 



 ネロンガ②
 『ウルトラマン』第3話「科特隊出撃せよ」に登場する透明怪獣。ツノが前を向いて雷撃を発する時の状態になっています。








 M1号
 『ウルトラQ』第10話「地底超特急西へ」に登場する人工生命。








 ペギラ
 『ウルトラQ』第5話「ペギラが来た!」に登場。

 影絵はツノが1本のペギラだが、このシルエットだけだと『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」に再登場するチャンドラーにも見える。








 カネゴン①
 『ウルトラQ』第15話「カネゴンの繭」に登場するコイン怪獣。








 カネゴン②
 『ウルトラQ』第15話「カネゴンの繭」に登場するコイン怪獣。祖師ヶ谷大蔵のウルトラマン商店街にカネゴンのデザインマンホールがあります。








 ゴーガ
 『ウルトラQ』第24話「ゴーガの像」に登場する貝獣。








 ゴルゴス
 『ウルトラQ』第7話「SOS富士山」に登場する岩石怪獣。

 飯島定雄氏によると、「イラストっぽく」という要望だったため、わざとギザギザに描いて全体的に切り抜きの様なデザインにしたという。








 アントラー
 『ウルトラマン』第7話「バラージの青い石」に登場する磁力怪獣。祖師ヶ谷大蔵のウルトラマン商店街にアントラーのデザインマンホールがあります。








 マグラー
 『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」に登場する地底怪獣。








 ネロンガ
 『ウルトラマン』第3話「科特隊出撃せよ」に登場登場する透明怪獣。ツノが前を向いて雷撃を発する時の状態になっています。








 ギャンゴ
 『ウルトラマン』第11話「宇宙から来た暴れん坊」に登場する脳波怪獣。








 ガラモン
 『ウルトラQ』第13話「ガラダマ」に登場する隕石怪獣。

 上から降りてくるシャドウアートの尻尾の先端が上に反っているのでガラモンと判断できます。(ピグモンは尻尾が下に垂れ下がっている)








 バルタン星人
 『ウルトラマン』第2話「侵略者を撃て」に登場する宇宙忍者。ウルトラマン商店街のデザインマンホールに採用されています。








 編集後記
 ウルトラマンの主題歌のタイトルバックのことは、誰も考えていなかったという。

 そのため、ウルトラマンの監督を最初に務めることになった飯島敏宏氏が撮影監督を担当することになった。

 高野宏一氏の発案で、セットに平台を敷いてドライアイスを流し、照明を吊っている天井部分に監督と撮影クルーが上って俯瞰で撮影する手法がとられた。

 飯島監督のかけ声のタイミングで照明部が色フィルターを差し込んでいたため、音楽と色の変わりが微妙にずれている。
 なお、飯塚定雄氏はスペシウム光線なども描いたが、当時の東宝は副業禁止だっため、主題歌のタイトルバックに名前は載っていない。
 昼間は東宝で仕事をして、夜になると円谷プロで仕事をしていた飯塚氏は、夜8時過ぎに東宝の仕事が終わると、歩いて円谷プロに通っていたという。

 ちなみに、シャドウアートは12話以降から怪獣の種類が変わっており、31話以降では「我らのウルトラマン」の部分の歌い方も変わっている。






【出典】「ウルトラマン怪獣大名鑑」「光線を描き続けてきた男 飯塚定雄
    「ウルトラQ伝説」「ウルトラマン研究読本」「ウルトラマンの飛翔

【商品紹介】「TSUBURAYA IMAGINATION」「総天然色ウルトラQ
      「ウルトラマン Blu-ray BOX


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