ストリートファイター
~俺より強いやつらの世界展~
今年で35周年を迎えたカプコンの人気格闘ゲーム『ストリートファイター』。
その展覧会であるストリートファイター「俺より強いやつらの世界展」が2月10日から3月27日まで、渋谷の東京アニメセンターで開催されました。
今日から北九州市立美術館分館で開催されるということで、内容について紹介します――。

春麗とベガの立像
展示会の入り口には、春麗とベガの立像が立っていました。








撃て!おまえの波動拳
画面の前で波動拳のポーズをすると、画面内に波動拳が出せるコーナー。ソニックブームや昇竜拳、ヨガファイヤーなども出せます。
ソニックブームを出すコツは腕をクロスさせた後、しばらくそのままのポーズを続けること。昇竜拳は天高く拳を突き上げれば出ます。
ヨガファイヤーとタイガーショットはコツがわからず出せませんでした。。(技を出すコツはこちらを参考にして下さい)


ポーズを認識するカメラが斜め上にあるので、必殺技が出ないときはカメラに認識されやすい場所でやることをお勧めします。

ゲーメスト増刊のイラスト原画
「ストリートファイターⅡ」のゲーメスト増刊号に描かれている各キャラクターのイラストの原画が展示されています。
画用紙のような材質の紙に絵の具で書かれています。







[出典 ストリートファイター開発チームと展覧会を振り返る~ライブ配信~]
ゲーメストムックに掲載されているイラストを載せておくので、会場で見比べてみて下さい。












会場には、こちらのザンギエフの初期設定画も展示されていました。

ステージの設定画
各キャラクターのステージの設定画が、方眼紙に鉛筆で描かれています。



[出典 ストリートファイター開発チームと展覧会を振り返る~ライブ配信~]
ゲーメストムックに掲載されている各キャラクターの登場ステージ画面も載せておきます。


エンディングの設定画
方眼紙に鉛筆で描かれた各キャラクターのエンディングの設定画も展示されています。

ゲーメストムックにも一部が掲載されていました。

体験コーナー / グッズコーナー
体験コーナーでは、自分の顔を負け顔にしてゲーム画面に表示できます。
スト2関連のグッズコーナーもあり、個人的には角度によって勝利時、敗北時の顔が変わるグッズが面白いと思いました。





編集後記
『ストリートファイター2』がリリースされたのが1991年で、ちょうど中学2年生の頃。
キャラクターの描き込みや息遣いを感じるほどの動きのリアリティは一線を画しており、当時の子供達の心を一瞬にして掴みました。
翌年にスーパーファミコンに移植されたこともあって、空前のスト2ブームが起き、自分も大いにハマりました。
近所のおもちゃ屋の入り口に、スト2とゲーメストムックが置かれていて、学校帰りに友だち十数人とたむろしていたのが良き思い出です。
ゲーメストムックは、プレイヤーのバイブルの様な本で、その本の表紙イラストの原画を間近で見れたのは感慨深い体験でした。

また、『スト2』、『スト2ダッシュ』、『スト2ダッシュターボ』などのメインビジュアルの原画も展示されています。
波動拳や竜巻旋風脚などの技のモーションが方眼紙に鉛筆で描かれている絵や、スト2の企画段階のメモなどの展示もあります。
スト2の黎明期の品々の生々しさに感激すると同時に、それが目の前にあることに不思議な感覚を覚えました。
当時、スト2にハマっていた人は大興奮間違いなしの展示会なので、気になっている方は「迷わず行けよ、行けばわかるさ」――。

【出典】「ストリートファイター 俺より強いやつの世界展」
「月刊ゲーメスト / ストリートファイターⅡ」
【参考】「IGNJapan」