「水木しげる」ゆかりの地(調布)
妖怪漫画の第一人者で『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』などを発表し、2015年に93歳で亡くなった水木しげる。
11月19日から「ゲゲゲ忌2022」が始まったということで、今年で生誕100年を迎えた水木先生の第二の故郷・調布にある鬼太郎スポットを再掲します――。
天神通り商店街
調布駅北口から続く大通りを少し入ったところにある商店街。

商店街の入り口には「天神通り商店街」の看板が立っており、看板の上に座っている鬼太郎が出迎えてくれます。

近くに水木先生が自宅から通っていた事務所があり、この商店街をよく散歩していたそうです。

道路脇やベンチ、街路灯の上など、随所に鬼太郎や目玉おやじ、ぬりかべなどの妖怪が潜んでおり、全部で7体いるとか。
【鬼太郎&目玉のおやじ】

【ねずみ男】

【猫娘&一反もめん】

【ぬりかべ】

・東京都調布市布田1丁目33-1
調布駅北第1自転車駐輪場
調布駅そばにある自転車駐輪場。鬼太郎、猫娘、一反木綿の巨大な絵が描かれています。

駐輪場の脇には、妖怪ポストを模した郵便ポストがあります。地元商店街が企画し、完成まで2年を費やしたそうです。

・東京都調布市布田1丁目1−28−3
デザインマンホール
調布駅前広場から甲州街道へと続く電通大通り脇の歩道には、マナー向上を訴える鬼太郎のデザインマンホール6種が設置されています。




布多天(ふたてん)神社
天神通り商店街を進み、甲州街道を渡ると布多天神社が見えてきます。

この神社は、鬼太郎が住んでいる林として「墓場鬼太郎」第5巻の『おかしな奴』という話に登場しました。

境内の奥には雑木林が広がっていて、鬼太郎が潜んでいそうな雰囲気です。

布多天神社は、延長5年(927年)に制定された延喜式に名を連ねる古い神社で、社伝によれば約1950年前に創建されたといわれています。

ゲゲゲの鬼太郎おみくじもあり、妖怪たちがあなたの運勢を占ってくれます。

・東京都調布市調布ケ丘1丁目6−2
鬼太郎茶屋
深大寺の境内に2003年10月にオープンした「鬼太郎茶屋」。

ゲゲゲの鬼太郎の物語の根底に流れるテーマは“自然との共生”。人や妖怪だけでなく、動物や木々の草花たち地球に存在するすべての生物との共存が表現されています。

1階の妖怪喫茶コーナーでは、目玉おやじの栗ぜんざい、ぬり壁の味噌おでん、妖怪抹茶セットなどが食べれます。

妖怪グッズも所狭しと並べられ、懐かしい駄菓子屋の雰囲気になっています。2階は妖怪ギャラリーになっていて、100体以上のフイギュアが妖怪世界を感じさせます。
【店内風景①】

【店内風景②】

【店内風景③】

【店内風景④】

【店内風景⑤】

【店内風景⑥】

【店内風景⑦】

【店内風景⑧】

木の上には鬼太郎ハウスがあり、中には鬼太郎の姿が。店の前には、鬼太郎とねずみ男の等身大の置物もあります。



鬼太郎の登場人物がペイントされた車なども置いてあります。


・東京都調布市深大寺元町5丁目12−8
水木しげるの自宅とお墓
調布の事務所から徒歩30分くらいの所にある水木しげるさんの自宅。自身漫画作品の中でも家の外観が紹介されています。

水木しげる先生は、散歩中に空を見つめながらボーッと考え事をしていることが多く、目が合うと「ニコッ」と笑っていたとか。

近くのお寺には水木しげるさんのお墓があり、鬼太郎とねずみ男がお墓を守っています。

編集後記
鳥取県だけでなく、東京にも水木しげる先生や鬼太郎ゆかりの場所があることを最近まで知りませんでした。
小学生の頃、ゲゲゲの鬼太郎に大ハマりしていただけあって、なかなかテンションの上がる場所でした。
鬼太郎の漫画原稿を描いていた事務所や先生のご自宅も発見し、墓前にも手を合わせることができて、少年時代の思い出に一区切りがつきました――。
【出典】「水木しげる氏ゆかりの地、調布市をゲゲゲ散策!」「水木しげると調布あれこれ」
「Wikipedia」「みんトレ」