侍ジャパン、世界一への挑戦
野球殿堂博物館で開催中のWBCの展示会「侍ジャパン、世界一への挑戦」。
WBCで選手が使用した野球用具などが展示されています。写真撮影自由だったので、来館できない方たちのために紹介させて頂きます。
なお。同展示会は4月23日(日)までの予定でしたが、優勝記念特別編として、7月9日(日)まで会期が延長されています。

企画展示室
WBCの展示会は、階段を下りて右手にある企画展示室で開催されています。
第1回、第2回のWBC優勝トロフィーやウイニングボール、選手が着用したユニフォーム、スパイク、バットなどが展示されています。







【第1回、第2回WBC優勝トロフィー】












【第1回WBC / 2006年】

































【第2回WBC / 2009年】





















イベントホール
企画展示室前にあるイベントホールでは、第3回と第4回WBC関連の展示がされています。
期間限定で、大谷選手の使用済ユニフォーム、岡本選手、牧選手、牧原選手の使用済バットも展示されています。
【第5回WBC / 2023年】










【第3回WBC / 2013年】










【第4回WBC / 2017年】









野球殿堂コーナー
野球殿堂入りした選手のプレートが飾られている部屋に、第5回WBCのウィニングボールやメダルなどが展示されています。



















編集後記
今回の企画展で、第1回と第2回のWBC優勝トロフィーを初めて見ました。
第1回WBCの優勝トロフィーはかなり大きく、丸い部分には地球儀の緯度と経度を現す線と、ボールの縫い目をあしらった模様がついていました。
それらの模様は第2回WBCのトロフィーにもありましたが、今年の第5回WBCのものには無かったのが印象的でした。

企画展示室では、「'09 WORLD BASEBALL CLASSIC 日本代表 V2への軌跡 」がリピート再生されています。
全球放送されているので、決勝戦の終盤になると、自然にテレビの前に人だかりが出来てきます。
月日が流れ過ぎて、第2回WBCはダルビッシュが最後にスライダーで三振を奪うシーンの記憶しか無くなっているので、リアルタイムで観ているかのような錯覚に陥りました。
画面の中でイチローが掲げているWBC優勝トロフィーが映像コーナーのすぐ横に置いてあるというのも、現実感がバグりそうになります(笑)

ウイニングボールの展示コーナーでは、テレビで観ていた伝説の試合のボールが目の前にあるという現実に感動すると同時に、不思議な感覚を覚えました。
ここ数年、少子化やプロスポーツの多様化などで野球人気や野球の競技人口の低下が問題視されています。
そういったご時世なので、「ウイニングボールやWBC関連資料もWBC優勝トロフィーのように全国巡回展示すればいいのに」とも思いました。
もし、自分が今、野球部に入っていてこれらの展示品を見たら、野球を続ける強烈なモチベーション(部活に入る前だったら野球部に入るきっかけ)になると思います。
なお、現在はメキシコ戦の9回裏に二塁打を放った大谷選手がかなぐり捨てたヘルメットや、ヌートバー選手着用のユニフォームなども追加展示中。

今回、初めて野球殿堂博物館に来館しましたが、プロ野球関連の展示品にも圧倒されました。
世界記録となった王選手の756号目のホールランボールとその時のバットや、一本足打法の練習で使っていた真剣なども普通に展示されていて驚きました。
野球というスポーツが誕生した経緯について年表入りで詳しく説明されているコーナーもあり、勉強にもなりました。
軟式野球や高校野球、社会人野球、オリンピックに関連した資料や野球道具も展示されているので、何時間でも居れる空間でした。
なお、5月7日(日)の夜7時からテレビ朝日で、緊急特番「侍ジャパンWBC世界一の熱狂!」が放送されるので要チェックです――。

【出典】「侍ジャパン、世界一への挑戦」