民宿ダイヤモンドヘッド
反町隆史と竹野内豊のW主演で1997年7月7日から9月22日にかけて放送され、最高視聴率26.5%、平均視聴率23.7%を記録した『ビーチボーイズ』。
房総半島の先端にある布良(めら)海岸に、実際に「民宿ダイヤモンドヘッド」の建物を建てて撮影が行われました。
作品中の映像から、物語の舞台となった民宿の1階の間取りを考察してみます——。
建物全体
和泉勝が建てた民宿で、真琴の家でもあります。
1階にダイニングルームやキッチン、洗面所、2階に真琴の部屋や従業員部屋、宿泊者用の部屋などがあります。






建物左側





玄関






玄関ホール
玄関を入って正面に、2階に上がる階段があります。階段の裏側がキッチンになっていて、階段右側の廊下からキッチンに行くことができます。



階段の右側は、作業部屋になっているようです。

ダイニングルーム
玄関ホールの左側がダイニングルームになっています。









ダイニングルーム / 奥方向
奥に小上がりがあって、机の上に無線機が置かれています。椿(?)のステンドグラスも見えます。





ダイニングルーム / 海側



ダイニングルーム / 砂浜側
角にテレビが設置されており、壁には写真が飾られています。






2階が吹き抜けになっていて、入口側の壁の左端に丸い窓が開いているのを確認できます。



キッチン


第1話の映像から、ダイニングルームの奥にキッチンがあることがわかります。




左側の出入り口から、玄関ホールにある消火器の赤いプレートが見えるので、階段の右側からもキッチンに行ける構造になっていることがわかります。

物置


編集後記 千葉県には、ビーチボーイズファンが、ドラマで使われた設計図に基づいて建てた民宿ダイヤモンドヘッドがあり、喫茶店として営業しています。
『ビーチボーイズ』の放送開始から20周年を迎えた2017年7月7日には、マイク眞木さんによる20周年記念ライブが開催されたそうです。
反町隆史も令和元年に初訪問。最近も訪れており、「よく作ったね~」と驚いていたとか 笑

民宿ダイヤモンドヘッドがあった布良浜では、撮影時は見物客が押し寄せ、中には、大阪からスクーターを走らせてきた強者もいました。
彼は高3で夏休みを利用して来ており、撮影場所はわからなかったが「海岸線を走っていればいつか着くだろう」という楽観的な思いだったとか。
そして、現場にいた美術スタッフに「何でもやるからしばらく置いてもらえないか」とお願いし、夏休み期間だけの特別スタッフに任命されたという。
民宿ダイヤモンドヘッドには、スタッフたちのドラマもあったのです—―。

【出典】「Wikipedia」「FOD (第3話まで無料配信中)」
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